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正直者 |
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先生「ワシントンが桜の木を切ったことを正直に話したとき、
彼の父親はすぐに許しました。何故だか分かりますか?」
生徒「はい。ワシントンがまだ斧を持っていたからです」 |
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酔っぱらい |
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息子「父ちゃん、酔っぱらうってどんなことなの?」
父「ここにグラスが2つあるだろう。
これが4つに見えだしたら、酔っぱらったってことだ」
息子「父ちゃん、そこにグラスは1つしかないよ」 |
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検査 |
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マイクが病院に入ろうとすると、友人のジョンが手に包帯を巻いて病院から出てきた。
「どうしたんだい、ジョン」
「どうもこうもねえよ。血液検査に来たら、ミスで指をちょんぎられたよ。
ところで、マイクおまえ、どっか悪いのか?」
「俺も検査に来たんだけど、君の話をきいてやめたよ」
「なんの検査にきたんだ?」
「尿検査だ」 |
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常習犯 |
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手癖が悪く、盗みで何度も捕まっているジョーを自分の工場に押しつけられた社長のマイクは、
守衛を雇い出口門の前で待機させていた。
ある日、手押し車に大きな袋を乗せて門を出ようとしているジョーに、守衛は声をかけた。
「袋の中はなんだ?ジョー」
「おがくずだよ。こいつをうちでたき付けにするのを、監督さんが許可してくれたんだ」
当然、守衛はジョーの言葉を信用しない。
「開けるんだ!!」
袋の中味がぶちまけられる。
本当におがくずしか入っていない。
次の日も同じ場面が繰り返される。
「今度はだまされないぞ。開けろ!」
ジョーは袋を開ける。やはり、おがくず以外なにもない。
三日目、四日目と、同じことが繰り返される。
そんなことが1ヶ月も続いた頃、ジョーは盗みの罪で工場をクビになった。
程なく、守衛は社長に呼ばれた。
守衛は、自分は職務を全うしたと胸を張って社長室に入った。
しかし、社長はすごい剣幕で怒鳴った。
「全くお前はどこに目を付けてるんだ!」
怒る社長は続けていった。
「ジョーの家の倉庫から大量の手押し車が見つかったんだ!」 |
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最後の言葉 |
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ジョンの妻エミリーが神父の元を訪れた。
「ジョンが昨夜、死にました」
神父は、静かにうなずきエミリーに言った。
「そうですか。ジョンは気さくないい人でしたね。
墓碑には、彼の最後に言った言葉を記しましょう。
息を引き取る前に彼は何かいいましたか?」
「ええ」
「彼は何と?」
エミリーは答えた。
「ジョンは最後にこう言いました。
“僕が悪かったよ、エミリー。
だから頼む、銃をおろしてくれ”」 |
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ジュンの災難 |
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青年実業家で、数年で大金を手にした成金のジュンが、
自慢のベンツを止めて降りようとドアに手をかけた瞬間、
後ろから猛スピードの車がぶつかってきて、ドアをもぎ取り、
そのまま逃げていってしまった。
駆けつけた警官に対し、ジュンは不平たらたらに言った。
「オレのベンツ、見てくださいよ。
高かったのに、こんなにしやがって、いくらしたと思ってんだ。
さっきガソリン満タンにして、洗車もしたばっかりだぜ、畜生…」
怒りがおさまらないジュンに警官は言った。
「君の気持ちはよく分かったよ。でも、君は物にこだわりすぎじゃないのかね。
ベンツのドアはともかく、君の左腕もなくなっているのに気づかないのかね?」
「何だって!」
自分の左腕が
肘のところから取れてしまったのに初めて気づいたジュンは叫んだ。
「あの野郎、オレのロレックスまで持っていきやがった」 |
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死ぬ前に |
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死に際して私はどうしても聞いておきたいことがあった。
そこで、家内をベッドに呼びこう切り出した。
「私達には5人の子供ができた。
しかし、3男のジョンだけが他の兄弟とは似ていない。
私ももうすぐあの世に行かねばならない。
その前に正直に応えてくれないか」
妻は、涙を浮かべ夫の手を握りながら言った。
「ごめんなさい。ジョンだけが、あなたの子なの」 |
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思わぬ知らせ その1 |
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「実は君に、いい知らせと悪い知らせがあるんだ。」
親友のビリーから電話を受け取ったサムは
「早く教えてくれよ。」と急かした。
電話の向こうで神妙にビリーは言った。
「実はさっき、君の奥さんが交通事故で亡くなったんだ。」
それを聞いてビリーは答えた。
「そうか、わかった。で、悪い知らせの方はなんだ?」 |
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思わぬ知らせ その2 |
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ジョンは、40歳の若さで交通事故で死んでしまった。
そのジョンが、葬式の翌日、
同級生で、同じ草野球チームにいたトニーの枕元に立った。
驚いて見ているトニーに、ジョンは話しかけた。
「トニー、いいニュースと悪いニュースがあるんだ」
再会を喜んだトニーは、ジョンに言った。
「じゃあまず、いいニュースを聞かせてくれよ」
「驚くなよ。あの世でも野球が盛んで、僕もさっそく1つのチームに入ったんだ。
で、いきなり明後日の試合で4番を打つんだぜ。」
「すごいじゃないか!よかったな!
で、悪いニュースっていうのは、なんだい?」
「その明後日の試合の先発、君なんだ」 |
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死刑執行 |
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ヨーロッパで公開処刑が行われていた時代の話。
前日の大雨で処刑場は、足のすねまで埋まってしまようにぬかるんでいた。
その処刑場を、両腕を2人の看守に抱えられて処刑台まで歩く死刑囚は、
看守達に言った。
「全く、お前らもひどい人間だよな。
処刑される人間にこんな所を歩かせるんだから」
それを聞いた一人の看守は言った。
「全くひどいことするよな。でも、お前の方がましだよ。
俺達は、ここを戻るんだぜ」 |
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電話の向こうのサスペンス |
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ジョン・ロビンソンは急用で会社から自宅に電話をかけた。
呼び出し音が数回なった後、聞き慣れない声が聞こえた。
「君は誰だね?」
「今朝、入ったメイドでございます」
「家内を呼んでくれ」
「奥様はまだ、おやすみ中で、一緒に寝てられる方がご主人だと思ったのですが…」
ジョンは、顔色が変わり、怒りを押さえて少し思案し、メイドに言った。
「わかった。では、リビングの奥に銃があるから持ってきてくれないか」
しばらくして電話に戻ったメイドが言った。
「ありました」
「これから話すことは、私と君の秘密にしてくれ。
私の頼むことをやっくれたら5万ドル出そう」
「何をすればよろしいのでしょうか?」
「その銃で、今寝室にいる家内と男を撃ち殺してくれ。」
少し躊躇するような間があったが、メイドは言った。
「わかりました」
「では頼む。確認したいので電話はこのまま、切らないように」
受話器の向こうから音が消え、
少しすると悲鳴と共に数発の銃声が聞こえた。
そして勢いよく階段を掛け降りる音が聞こえた。
ハアハアと息を荒くしながらメイドは言った。
「お二人を撃ち殺してまいりました」
ジョンは、フゥと息を吐いた。
すると、メイドが訊ねてきた。
「ご遺体はどうすればよろしいでしょうか?」
「プールにでも放り込んでおいてくれ、2人ともな」
「こちらの家にはプールはございませんが…」
一瞬間があってジョンは言った。
「そちらは、ロビンソンさんのお宅でしょうか?」 |
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頑固オヤジ |
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頑固で、人の話を聞かない上に、負けず嫌いの男が初めてゴルフをした。
男が1番ホールのティグラウンドにたった時、手にはパターが握られていた。
キャディが言った。
「お客さん、それはパッティング用のクラブでそれで打っても飛びませんよ」
すると男は、
「わしは今まで誰の指図も受けずにここまで生きてきた。
わしの思うとおりにするからだまってろ」
と言った。
ところがパターで打った一打はグングン飛んで、
ピンまで5cmまで飛んでしまった。
フェアウエイを颯爽と歩き、
グリーンに立った男は今度はドライバーを手にした。
キャディが言った
『お客さん、それで打ったら隣のホールまで飛んでしまいますよ」
すると男は
「黙ってろといってるだろう!」と怒鳴り、ドライバーを思いきり振った。
ほとんど空振りだったが、わずかにカスリ、ボールは
コロコロと転がりカップに入ってしまった。
呆然とするキャディ。
しかし、一転男は懇願するような顔で言った。
「黙ってろなどといって済まなかった。ひとつ教えてくれ」
「この穴の中のボールはどのクラブで打てばいいのかね?」 |
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大ヒット映画 |
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映画関係者が言った。
「『千と千尋の神隠し』は世界で上映され、絶賛を受けています。」
それを聞いた一人の記者が言った。
「しかし、北朝鮮では、絶賛どころか上映さえされていませんが…」
映画関係者は答えた。
「それは仕方がないでしょう、
一度神隠しに遭ったはずの千尋が、戻ってきてしまう話ですから」 |
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ラッキー |
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クリントンとヒラリーがドライブをした。
あるガソリンスタンドで給油をした時、偶然、若い頃ヒラリーを争った男が
スタンドの店員として働いているのを見た。
クリントンはヒラリーに言った。
「君は運が良かったね。僕ではなく彼と結婚していたら、
今頃はスタンド店員の奥さんだったわけだから」
それを聞いたヒラリーは笑顔で言った。
「そんなことはないわ。彼と結婚していたら、
あなたがスタンドの店員で、彼が大統領になっていたんだから」 |
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幸せ |
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ブッシュ大統領とチェイニー大統領補佐官、ラムズフェルド国防長官が飛行機に乗っていた時の話。
ブッシュが言った。
「ここから100ドル札を落とすと拾った人は幸せになれるね。」
チェイニーは答えた。
「私なら10ドル札を10枚落としますね。そうすれば10人が幸せになれる。」
するとラムズフェルトが続けた。
「1ドル札を100枚落とした方がいいでしょう。100人が幸せになれますから」
3人の会話を聞いていたパイロットが言った。
「あなた方3人を落とせば世界中が幸せになりますよ。」 |
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合衆国の悲劇 |
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ブッシュ大統領は、テロの脅威を子供達にも理解させるために、ある中学校で演説をした。
自分の功績をたっぷりまじえて演説し、最後に言った。
「では皆さんに聞きましょう。悲劇とは何ですか?」
一番前の男の子が手を挙げて答えた。
「老人が道路を横切ろうとして車にひかれてしまうことです」
明らかに期待した答えと違ったため、
ブッシュは、顔は笑いながらも首を振りながら言った。
「残念だが、それは事故というものだ。 他にはいないかね?」
真ん中の女の子が答えた。
「それでは、私達子供50人が乗ったバスが転落して全員死んでしまうことです」
ブッシュは、少し苛立ちながら言った。
「それは大きな損失だが、悲劇とは言えないな」
「正しい合衆国の悲劇を答えられる人はいないのかね?」
ブッシュは子供達にも分かるくらいいらついていた。
そして一番後ろの男の子が答えた。
「大統領と奥様が乗ったエアフォースワンが、テロリストに撃墜されることです」
ブッシュは、待っていたという笑顔を見せながら言った。
「その通りだ。それが合衆国の悲劇だ。素晴らしい!
では、その理由を答えてくれないか」
男の子は言った。
「はい、それは、“事故”ではなく、
“大きな損失”でもないからです」 |
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